首の痛み(頚部痛)について
「首の痛み」は、医学的には**頚部痛(けいぶつう)**と呼ばれ、筋肉や骨、神経などさまざまな組織の異常によって起こります。症状や原因は軽度な筋肉疲労から神経の障害まで幅広く、痛む場所やきっかけ、併発症状によって疑われる疾患が異なります。
🔍 主な原因
🧍♂️ 1. 筋肉の緊張・こり(筋筋膜性頚部痛)
長時間のスマホ・パソコン作業、悪い姿勢
「ストレートネック(スマホ首)」の人に多い
肩こりと連動して痛むことが多い
🌀 2. 寝違え(急性頚部捻挫)
朝起きたら首が痛くて動かせない
一時的な筋・関節の炎症が原因
💥 3. 頚椎症(けいついしょう)
頚椎の老化や変形により神経が圧迫される
腕や手のしびれ、脱力を伴うことがある
🧠 4. 頚椎椎間板ヘルニア
椎間板(クッション)が飛び出し、神経を圧迫
動かすと痛みやしびれが強まる
20〜50代に多い
🚗 5. むち打ち症(外傷性頚部症候群)
交通事故などの衝撃で首が過伸展・過屈曲
数日後に痛みや違和感が出ることもある
🦴 6. 関節リウマチ、感染、腫瘍など
比較的まれだが、全身症状(発熱、体重減少)を伴う場合は注意
⚠️ 症状の例
症状 考えられる原因
首のこり・重だるさ 筋肉の緊張、姿勢不良
首を動かすと痛い 寝違え、頚椎症
腕のしびれ・痛み 椎間板ヘルニア、神経根症
発熱・悪寒を伴う 感染症(髄膜炎などの可能性も)
🩺 診断と検査
問診・視診・触診
レントゲン:骨の変形・ずれ
MRI:神経や椎間板の状態を確認
神経学的検査:反射・筋力・感覚テスト
🧊 治療法
保存療法(軽度〜中等度)
安静、冷却・温熱療法
鎮痛薬(内服・貼付)
姿勢改善(ストレッチ・姿勢矯正)
物理療法(低周波・牽引など)
リハビリ(理学療法士による指導)
手術療法(重度または保存療法で改善しない場合)
椎間板摘出術、椎体固定術など
🧘♀️ 予防・セルフケア
長時間同じ姿勢を避ける(1時間に1回はストレッチ)
スマホ・PCの画面は目線の高さに
枕の高さを見直す
軽い運動で血行改善
湯船にゆっくり浸かって筋肉をほぐす
☑️ 注意すべきサイン(早めの受診を)
腕や手にしびれ・脱力がある
首を動かさなくても強く痛む
発熱や頭痛、意識障害を伴う
数日経っても症状が悪化する