🎯【野球肩とは?】
野球肩とは、投球動作の繰り返しによって肩の関節や筋肉・腱に負担がかかり、炎症や損傷が起こる状態です。
特に中高生の投手に多く見られます。
🔍【柔道整復師としての見立て】
🔸原因
投球フォームの乱れ
肩甲骨や体幹の柔軟性不足
投球数の多さ(オーバーユース)
ローテーターカフ(肩の回旋筋腱板)への過負荷
成長期特有の骨の未成熟(骨端線障害)
📌【主な症状】
投球時や投球後の肩の痛み
ボールのスピードが落ちる
コントロールが悪くなる
肩が重くだるい感じ
🛠【処置・施術の流れ】
🔹1. 問診・評価
いつから痛いのか、どの動きで痛むかを確認
徒手検査(インピンジメント徴候、スピードテストなど)
🔹2. 施術
炎症がある場合 → アイシング・安静指導
筋緊張の緩和 → 手技療法(肩甲帯・僧帽筋・回旋筋群など)
テーピング → 筋肉サポート、可動域制限
🔹3. 指導
投球フォーム・肩甲骨の動きの改善アドバイス
自宅でできるストレッチ・トレーニング指導
投球数の管理(部活指導者・保護者と連携)
🧘【セルフケア指導例】
チューブを使ったインナーマッスルトレーニング
肩甲骨の可動域改善ストレッチ
股関節と体幹トレーニング(全身連動を促す)
✅【重要ポイント】
早期発見・早期対応がカギ
痛みを我慢して投げ続けると、長期離脱につながる
「フォーム」「柔軟性」「筋力」3点の見直しが再発予防に効果的