2025.07.10野球肩

🎯【野球肩とは?】
野球肩とは、投球動作の繰り返しによって肩の関節や筋肉・腱に負担がかかり、炎症や損傷が起こる状態です。
特に中高生の投手に多く見られます。

🔍【柔道整復師としての見立て】
🔸原因
投球フォームの乱れ

肩甲骨や体幹の柔軟性不足

投球数の多さ(オーバーユース)

ローテーターカフ(肩の回旋筋腱板)への過負荷

成長期特有の骨の未成熟(骨端線障害)

📌【主な症状】
投球時や投球後の肩の痛み

ボールのスピードが落ちる

コントロールが悪くなる

肩が重くだるい感じ

🛠【処置・施術の流れ】
🔹1. 問診・評価
いつから痛いのか、どの動きで痛むかを確認

徒手検査(インピンジメント徴候、スピードテストなど)

🔹2. 施術
炎症がある場合 → アイシング・安静指導

筋緊張の緩和 → 手技療法(肩甲帯・僧帽筋・回旋筋群など)

テーピング → 筋肉サポート、可動域制限

🔹3. 指導
投球フォーム・肩甲骨の動きの改善アドバイス

自宅でできるストレッチ・トレーニング指導

投球数の管理(部活指導者・保護者と連携)

🧘【セルフケア指導例】
チューブを使ったインナーマッスルトレーニング

肩甲骨の可動域改善ストレッチ

股関節と体幹トレーニング(全身連動を促す)

✅【重要ポイント】
早期発見・早期対応がカギ

痛みを我慢して投げ続けると、長期離脱につながる

「フォーム」「柔軟性」「筋力」3点の見直しが再発予防に効果的

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