🔎「どうして肘が痛くなるのか」
肘の痛みは、繰り返しの動作(投球やラケットスイングなど)によって、肘周りの筋肉や腱、関節に負担がかかることで起こります。
特に肘の内側の痛みは「野球肘」、外側の痛みは「テニス肘」と呼ばれますが、実際には似たようなメカニズムで、使いすぎやフォームの崩れが関係していることが多いです。
🧠「よくある症状のパターン」
野球肘(内側上顆炎または離断性骨軟骨炎)
→ 投球時の内側の痛み、関節の違和感、引っかかり感
テニス肘(外側上顆炎)
→ 物を持つと痛い、ドアノブを回す・ペットボトルを開けるのがつらい
筋肉疲労・前腕の使いすぎによる炎症反応や筋膜の硬化も関与します
🩹「当院でできる対応」
● 患部の評価(視診・触診・動作チェック)
● 必要に応じてアイシング・テーピング・包帯固定
● 筋肉や関節のバランス調整(手技療法)
● ストレッチやセルフケアの指導
● 競技復帰に向けたリハビリ指導
※骨や関節の構造的な異常が疑われる場合は、整形外科への紹介も行います(レントゲン・MRIなどが必要なこともあります)
🏋️「再発予防のポイント」
投球数や練習量の管理
正しいフォームと姿勢の見直し
前腕や肩周囲の柔軟性・筋力強化
違和感を放置しないこと(早期対処)
❓「このまま放っておいても治りますか?」
→ 一時的に痛みが引いても、繰り返す場合は要注意。状態に合った処置が大切です。
❓「いつから練習に戻っても大丈夫ですか?」
→ 痛みの消失だけでなく、動きの回復や筋肉のバランスが整ってからが理想です。